2020/02/24
1. 私、現在はかなりの肥満体質になってしまいましたが、子どもの頃はそれなりに体を動かすのが好きな少年でした。町内で開催されていた野球大会などには小学校3年生の時から参加していましたが、当時は夏のイベントが終わると「ジンギスカン」で打ち上げを行うというのが定番でした。
今でこそお肉は大好物ですが、小学生の頃はお肉は少し苦手で、特にジンギスカンは「噛み切れない」ことが多く、ジンギスカンを用意されると心の中で「あ~またか~」と残念に思っていました(用意してくれた皆さん、ごめんなさい)。大人から「たくさん食えよ」などと言われて無理やり食べさせられることも多く、これがイヤでイヤで仕方ありませんでした。
2. もう一つ。東京で働いていた頃にジンギスカンブームというのがありました。職場でジンギスカンの話題になり、北海道出身である私は(すでに大人になっていたので)「ジンギスカンは大好物です。夕食にジンギスカンが出るとご飯3杯はイケます」などと話していました。その時、「ジンギスカンは臭い。あんな物、食えない」と言われたことがあります。とてもショックでした。北海道のおいしい食べ物を否定されると、私自身が否定されたような気持ちになったことを覚えています(^_^;)
3. さあ、ここからは宣伝です(^^♪
要するに、柔らかくて、臭くないジンギスカンを食べたいのです!
そんなご要望にお応えするジンギスカンの販売を始めました!
その名も
見れば見るほど変なネーミングですね(^_^;)
弊社の従業員さんが考えてくれたこの名前を採用したのは私です。全ての責任は私にあります(#^^#)
その由来は、「海洋深層水」にあります。お肉を加工処理する際に海洋深層水を使用することで①肉の臭みが大幅に軽減され②天然のミネラルの保湿力により冷めても柔らかいお肉になりました。つまり、お肉を海洋深層水で「およがせて」処理した、ということです。私自身も初めて食べたとき、その柔らかさには驚きました。「歯が無くても食べられる」とおっしゃった方もいらっしゃいます。
もともと、弊社レストランにおいて「ジンギスカン定食」として提供していたお肉です。レストランでは濃いめのタレを付けて提供していますが、海洋深層水で処理していることから、お肉自体に塩味がついています。薄目の味付けが好きな方はタレを付けずすのまま召し上がる方も多いようです。お客様から「そのお肉を自宅で食べたい。ぜひ売って欲しい」という声が多く聞かれていましたので、今回商品化することとしました。
4. お肉を食べるとき、肉の「柔らかさ」と「臭み」を気にする方は多いと思います。その割には、そのことを前面に押し出して販売している商品が少ないと感じていました。
私自身も10年ほど前にとても臭みの強い鹿肉を食べて以来、まったく鹿肉が食べられなくなってしまいました(^_^;) そのようなことからお肉を選ぶときには「柔らかさ」と「臭み」を気にするようになりました。私のような悩み(?)を抱えている人がどれくらいいるのかわかりませんが、お肉のおいしさを語る際、その2つは無視できない要素のハズです。
咀嚼力の弱いお子様でも、総入れ歯(失礼!)のお年寄りでも、楽しくジンギスカンパーティができる、そんなお肉です。ぜひご賞味ください!
2020/01/15
(1)アップが遅くなりましたが、あおけましておめでとうございます!
本年もよろしくお願いいたします。
(2)今シーズンは、記録的な雪不足となっていて、私自身もこれほど雪の少ない1月を迎えるのは初めてです。ま、そう言いながら、どこかで帳尻が合うように大雪が降るだろうと予想しておりましたら、昨日ドカンときましたね(^_^;) たまたまスキー場の関係者が当館でお食事をされていたので、ご挨拶したところ、「この雪で助かった」とおっしゃっていました。やはりわが地元は豪雪地帯ですね(^_^;) お隣の札幌には全然雪がありません。
(3)仕出し屋という仕事柄、特に冬場の天候は気になるのですが、大晦日はいつも「年越し料理(おせち)※」の配達業務に追われます。大変ありがたいことに、毎年町外から多くのお客様にご購入いただいております。昨年末は暴風雪の予報がでていたことから大変心配したのですが、それほど荒れることなく無事に配達業務も終えることができました。
※本来は「おせち料理」なのですが、当館では洋食や中華、お刺身を含む生モノも入れ込んでおりますので、あえて「年越し料理」という言い方にしております。
(4)この年越し料理を販売してから25年以上経過するのですが、毎年反省の連続です。今回もお客様からものものと社内合わせて多くの意見がでましたので、今年の年末につなげる意味で抜粋して掲載したいと思います。
<良い意見>
・数の子が食感等おいしかった
・実質的に食べられるものが多くなった
・練り物が少なくて良かった
・野菜類はフレッシュな印象で、作り立て感があって良い
<悪い意見>
・お刺身の盛りが悪いように感じた
・鶏肉のオレンジソースは不評だった
・ポテトはおせちには合わないと思う
・ちびっこ貝柱は味が薄くてイマイチ(美味しいという意見もあり)
・昆布巻は大きすぎ
・ちらし寿司はごはんが固くなってしまった。レンジで温め直そうにもイクラが入っているので、別盛りにして欲しい
<参考意見>
・容器をエコの観点から紙にしてはどうか
・ご挨拶の文章は、色紙は安っぽいので和紙にすべき
・懸け紙に田西会館のロゴを入れるべき
このほかにも多くの意見があります。否定的な意見をいただくと少しばかり落ち込むこともあるのですが(^_^;)、反省すべき点はしっかりと反省し、改めるべきを改めて、また今年の年末にお客様に喜んでいただける料理をお届けしたいと思います。
2019/12/15
(1)心理テストです。「あなたは今、森の入り口に立っています。その森の様子や大きさはどのくらいですか?」
最近「進撃の巨人」という漫画を読んでいた私はすぐに「巨大樹の森」のような光景を思い浮かべました。「不気味な感じ。薄暗く、何かとんでもないものが潜んでいて、突然私に襲いかかりそう。とてつもなく高い木が何本もそびえたっていて、奥までは見通せない。時折、奇声が聞こえる」などと考えてしまいました。
この森は「あなたの悩みの大きさや深さを表している」のだそうです。私の悩みの深刻さがうかがわれます(^_^;)
(2)このような心理テストは(話のネタとしては面白いですが)信じているわけではありません。心理テスト、と聞くとついつい夢中になって話を聞いてしまうのですが、いつも「一体その根拠はなんなんだ」と思ってしまうのです。
ただし、「心理学」という学問にはそれなりに信憑性があるものと思っていました。例えば「マシュマロ・テスト(実験)」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
・幼い子どもを部屋に一人ぼっちにし、その子の前にマシュマロ(好物)を置き、つまみ食いをガマンすることができるか、という実験
・つまみ食いをガマンできた子は、その後社会的に成功する、ということが科学的に実証された
という内容のものです。
つい最近も、ある心理学者さんの本を読んだところ、その方には4歳になるお子さんがいて、その子にマシュマロ・テストをしたということが書かれていました。その学者さんのお子さんは、見事15分もの間ひとりぼっちで好物を食べることをガマンしたのだそうです。私には同じように幼児期の子どもがいますが、好物をガマンさせるどころか、15分間部屋にひとりぼっちでいることさえ無理であると断言できます(^_^;)。これを読んだとき、「わが子を甘やかしすぎたな、もっとガマンさせることを覚えさせたほうがいいな」と感じました。
(3)ところが、今日(2019年12月15日)の日経新聞(サイエンス面)によれば、このマシュマロ・テストには、どうやら疑義があるようなのです。「心理実験 再現つまづく」というその記事には、「我慢強ければ成功するとは限らない」という考え方が今では一般的なのだと記載してありました。
加えて、これまで学問的に認められていた「目を描いた看板を立てると犯罪が減る」とか「両手を腰に当て胸を張るとホルモンが出て自信がみなぎる」といったこれまでの心理学の実証を再現できない事態が続いているとあります。「心理学は科学ではないと受け止められている」と警鐘を鳴らす大学の先生もいるようです。
(4)学問について語るほどの教養を持ち合わせてはいませんが、「それまでの常識を疑ってかかる」という態度こそが進化の一歩であると思います。私自身、「これが私の意見です」とか「私はこう考えています」と意見を言う機会が増えてきましたし、日々会社の中では判断を求められます。その際には一定程度の回答をするよう心掛けてはいるものの「でも俺は間違っているかも知れない」と自分を疑う姿勢を失わないよう気を付けているつもりです。その意味で、毎日が迷うことの連続ですし、得たいの知れない「巨大樹の森」が私の頭に存在しているような気がして、心理テストもあながち間違いではないのかも知れません(^_^;)
今日の日経の記事を読んだすぐあとに、たまたま手に取った成毛眞さんの本を読むと「子どものオモチャは湯水のように買い与え、飽きたらポイポイ捨てればいい」ということが書かれていました。湯水のように買い与えるほどの小遣いを与えられていないのが私の悩みですが(^_^;) もう少し娘を甘やかしても大丈夫かな、と思った今日の出来事でした。
2019/12/13
(1)この2ヵ月間ほど、いろいろな会合や研修に参加しておりました。その中で共通して語られた言葉があります。「会員を増やさねば・・・」という言葉です。地元に戻って12年、気づけば私自身いろいろな会に入会してきました。おそらくその全てにおいて「会員拡大」が急務になっています。
このことと関連させたいのですが、例えば私が住む当別町では新たな総合計画作成に着手しており、他の市町村同様、人口の増加を目標としています。12月1日現在15,852人の人口を2040年までに18,000人にする・・・という計画案を目にしました。人口を増やしたいというのは当然のことですし、増えるのであれば何も問題はありません。しかし、人口は減ります。
(2)いつも議論になるので付記します。「人口が減る」ということについては、さまざまな論拠が挙げられています。だから「人口が減る」ということを前提に考えたいのです。誤解のないように更に付け加えます。私は「人口が減っても良い」とは言っていません。当然ながら「人口を減らしたい」とも言っていません。むしろ「人口を増やしたい」と思っています。そのような私の願望とは別に、客観的に見て「人口が減る(ことを示すデータがある)」と言っているのです。
私が「人口が減る」というと、「人口が減ればマチは発展しない」とか「あなたの店もやっていけなくなる」とか、「そんな後ろ向きことは言うな」と言い返されてしまいます。話がかみ合わなくなるので、そのあたりでお茶を濁すのですが、「こうすれば人口は増えますよ」という説得力のある話を聞かせてくれた方はいません。
(3)一ヵ月ほど前、私にも思い出がある「札幌芸術文化の館」(私自身は旧称から「厚生年金(会館)」と呼んでいます)が21億円以上で解体されるという新聞記事を読みました。寂しいな、と感じるとともに、壊すということに、これだけの負担が必要なのだと感じた記事でした。この建物が建てられたのは、私が生まれた年と同じで48年前だそうです。建てたときに解体費用のことを想定していた人はどのくらいいるのでしょうか。
そして、今でも新しい建物は作り続けられています。つい最近、東京オリンピックの舞台となる国立競技場が完成しました。道内に目を向けると、北広島には新しいボールパークが出来上がり、そのための新駅も作られるようです。
これらの動きに水を差すつもりはありません。でも、これらの施設が使われ続けるであろう30年後、40年後のことを、誰か本気で考えている人はいるのでしょうか?40年後、日本の生産年齢人口だけで3000万人以上の減少が想定されています。もし本気で40年後のことを考えた人がいるとして、その人はこれらの施設を将来的にどのように維持できると結論づけたのか、私には大変興味があります。
(4)話を「会員拡大」に戻します。
私が言いたいことは、「会員をどうやって増やすか」という問題を考える際にも「人口が減る」という事実を前提に考えたい、ということです。
人口が減るということは会員拡大を図るための市場規模が縮小するということです。会員拡大活動が功を奏したとしても、それは一時的なものだと感じています。会員拡大活動で多くの入会者がいたとしても、それと並走するように退会する方もいます。ということで、私の知る限り「拡大に成功した」と言われる事例はその後「現状維持」と呼ぶべき範囲にとどまっています。
このように考えてくると私自身の考えは「人口が減少するという大きな波に逆らうのではなく、それにうまく乗ることはできないのか」という所に行き着きます。そのためにも、まず急ぐべきは「人口は増えるべきものである」という考えを捨てることであり、「人口が増加していた頃の仕組みが今でも幅を利かせている現状」からの脱却だと思うのです。
「地方消滅」が叫ばれてすでに数年が経つと思いますが、議論の中心は未だに「どうやって人口を増やすか」です。そうではなく、「人口が減るからどうすればよいか」をそろそろ考えるべきだと思うのです。おそらく本気で考えている人は、ほとんどいないと思います。偉そうなことを言っている私もそのうちの一人です(^_^;)
近時、デービット・アトキンソンさんが書かれた、中小企業経営者にとっては大変ショッキングな書籍を読み、衝撃を受けました。私達は私達が感じている以上に大きな時代の転換点に来ているようです。そのために発想を転換する必要性を感じましたので、駄文をしたためてみました。
2019/09/04
①久しぶりの投稿になりました(^_^;)
毎日アップするというのはさすがに諦めたのですが、最低月に一度はアップしたいと思います。長すぎる文章もやめますね(^_^;)
②昨日、当館では(少なくとも私が社長になってからは)初めての「経営理念発表会」を、全従業員さんを対象に行いました。
以前、「経営計画」を作成したことがあり、その時にも似たようなことをやりましたが、その際は計画を作成すること自体が目的となっていたような気がします。30頁以上の計画を作成したものの、そんな長い文章を誰も読んではくれません(^_^;)
今回は、計画書の配布という形式を取らず、全従業員さんを対象にパワーポイントを使って口頭で説明をしました。私の言葉がどの程度伝わったかわかりませんが、概ね真剣に話を聞いていただいたと感じています。
③私にとって昨日の発表会は、「当館の経営理念はなんだろう」と、この数か月間考え続けてきた成果を発表する場でした。また、春に立ち上げた社内プロジェクトのメンバーからの発表も合わせて行いました。私の発表はともかく、4名のメンバーからの発表がいずれも素晴らしかったのには正直驚きました。
もちろん、これによって劇的に会社が変わるというものでは無いと思います。私自身は社内に「好転反応」が巻き起こることを期待していますが、むしろ居心地が悪いと感じる従業員さんもいるかも知れません。
ただ、私の中で「このままでよいはずがない」という思いが日を追うごとに強くなっています。その思いをぶつけるつもりで開いた発表会でした。これからどんな成果が表れるのか、ちょっと楽しみです。